1、とりあえず排気管だけ付けて、灯油入れて、BAT繋いでONしたら動きました。
しばらく運転後、一旦OFFしてもう一度やってみるとBATが落ちました。起動時のピークwが130W前後になります。出力がDC12V10A(120w)のBATだと足りないんでしょうね。BATを充電しながらだと起動できるので、BATの容量が少しでも減ると130wの瞬間出力に耐えらずギリギリ点火できないのでしょう。DC12V15AのBATが理想ですが値段が高すぎです。瞬間150wを出せるAC-DCコンバータが無難ですかね。
設定で点火装置の出力85w(初期設定)を35wなどに変更できる模様、おそらく35wにすると起動までの時間が長くなるのでしょうが、説明書を見ても分からない。。。これができれば低出力の安いBATが使えるのに。。。(点火+送風ファン+燃料ポンプがMAXで動くので、この時130wを超える。点火を85→35にすれば120wのBATで十分ということ)。
暖房出力最弱の安定運転状態になるとDC15w前後の電力使用量になります。
2、AC-DCコンバータ購入
瞬間DC150wを出せるAC-DCコンバータを購入して試したところ無事起動できました。BAT残量が減っても大丈夫でした。
注意:BATのAC出力からAC-DCコンバータを使って起動した場合、BATのAC出力が最大260w前後必要になります。自分のBATは最大AC300w出せるものだったので大丈夫でした。最大AC200wのBATも持っていたため試してみたらダメでした。
3、燃料ポンプの音対策
カチカチという音がうるさいです。燃料ポンプは吸音材で包まれているのですがダメです。
新たに吸音材を購入し2重に燃料ポンプを包むとまあまあ大丈夫。もう少し静かにしたいのでケースの内側にも吸音シートを張り付けました。
写真:消音のため燃料ポンプ消音材で包み、吸気フィルターと排気マフラーを付けた様子(少しでも音を少なくするため)
太いダクトは試験使用のためとりあえず付けている物。
4、車内での試験使用
本体は助手席またはその足元に置きます。排気口は助手席の窓から出す。窓は7cmぐらい開けっ放しです。
(写真の排気ダクトは試験用です。25mmの細いやつを注文中)
音がうるさいので最弱運転で使います。それでもでもそれなりの音で、エンジンのアイドリングと同じくらいと思った方がいいでしょう。車の外では音はほぼ聞こえないので、隣のキャンパーの迷惑にはならないでしょう。(布一枚のテント内で使うときは距離をとらないとダメですね)。
外気温3℃前後で28℃まで上がりました。その後は暑すぎるので窓をもっと開けてしまいました。
燃料タンクの容量は3Lちょいですが、燃料引き込みチューブがタンクの底ではなく横についている(けっこう高い位置)ので、灯油0.5Lぐらい残して燃料切れになります(本体を傾ければいいか?)。実質2L程度の容量と思った方がいいでしょう。
5、外で使ってみました
タープ下で使ってみました、排気管は延長せずこのまま使います。こうなるとただのファンヒーターですね。
温風がケツに当たるように配置。
まあまあいいのですが、背中が寒い。。。この時の気温が1℃、風が7m/s、風で温風が流される。。。
反射式ストーブの暖かさが分かっているので、それと比べてしまう。。。反射式の遠赤外線効果の方が優れているのかな?
うーん、吹き出しダクトを付けてケツと背中にジャストに温風が当たるように微調整してみようかしら?
出力を上げればいいのですが、そうすると作動音が大きくなるので。。。
最小出力でも、コールマンのノーススターランタンのシュコーっていう音、あれをを2~3個使ってるような感じですね。
あと燃料ポンプのカチカチという音。
隣とは20m以上は離れたいですね。車の中で使っている分には近くても大丈夫と思います。
6、車内での使用
・実使用1回目
外気温-2℃、無風、暖房出力最低、窓隙間7cm。車内温25℃以上になるので就寝時OFFにしたら2時頃寒くて目が覚める、またONにしてそのまま朝までつけっぱなし。
自動温度制御ができるはずなので、次は20℃ぐらいの設定にして寝てみようかと思います。
設定温度に達すると、最低出力の運転になるだけでOFFにはなりませんでした。窓をもっと開けるしかないですね。
・実使用2回目
外気温-6℃、無風、暖房出力最低、窓隙間7cm、車内温21℃、朝までつけっぱなし。
・実使用3回目
外気温-2℃、風5m/s、暖房出力最低、窓隙間7cm、車内温18℃、朝までつけっぱなし。
窓がやや風上側を向いていたため、隙間からの吹込みが多く車内温度が上がりませんでした。窓が風下を向くように車の配置を変えると22℃ぐらいまで上がります。車の位置を変えられない時のために窓の隙間をふさぐ工夫が必要と感じた日でした。
●2024/01
きっちり使えてます。
●2025/01
スタート時に内部排気ファン?の調子がイマイチになりました(排気の音がへん)、一度OFFしてから再度ONすると普通に使えます。
最近2泊以上のキャンプが多くなったので電力容量が足りない。30時間ぐらい使えるだけの容量がないと安心できないため、ポータブルバッテリーを追加しました。
容量400wh、4.3kg、3.5万円
ところが、使っていると残量35%ぐらいの所で突然電源が切れる(完全OFF状態)。充電を100%にし直して使っても状況は変わらない。実は、以前にも500whクラスのバッテリーを買っているのですが、これがダメダメで、今回これを購入したところ。
また外れのバッテリーを買ってしまった。。。
もう、こうしたポータブル電源は止めて、以下のようなバッテリーでいいんじゃないかと思っているところ。
いろんな端子は不要、FFヒーターだけ動かすならこれで十分。
これを複数繋げて使った方が半分ぐらいの費用で済む。
●さっそく信頼性の低いポータブル電源(ポタ電)のかわりに、上記のBATを購入しました。
最初に2個購入。充電せずそのままの静止電圧は12.2v程度、2個並列につないで起動させると、点火時供給圧は11v台になり受側の圧は9.7v程度まで下がりましたが起動できました。さらに2回繰り返しても大丈夫でした。
BATをそのまま車内に放置し翌朝再度起動を試みました。
気温マイナス3℃、静止電圧11.5v、点火時供給圧10.5v、受圧9.2vで停止しました(瞬間はもっと下がったかもしれない)。低温が効いてますね。
BATをフル充電し再度試します。静止電圧13.1v、点火時供給圧不明v、受圧9.8vで起動成功。起動できますが余裕がない感じですね。これでは連泊の2日目で気温が低いと起動できない可能性が高いですね。
ということで、BATを2個追加購入、4個並列につないで試してみます。
まず、すべてのBATをフル充電し直して30分ぐらい経ってから計測開始。静止電圧13.1v、点火時供給圧12.8v、受圧10.8v。だいぶ余裕がありそうですが安心できない。
BATは減ります。その時のためにポタ電を並列回路に追加して起動時の補助電源にすることにしました。
ダメダメなポタ電は出力性能が優れているため単体で点火できるのですが、いかんせん容量が少なく7~8時間しか使えない。
BATから直流充電しながら使うことができますが効率が悪い。ということで、起動時だけ並列回路に組み込んで簡単に使えるようにしました。
BATが減った状況を再現するため、BAT1個とポタ電で試してみました。
静止電圧13.1v、点火時供給圧12.8、受圧10.6vで起動完了。通常運転状態で供給圧13.1v、受圧12.9vとなり、そのままポタ電を切り離すと、供給圧13.0、受圧12.8vとなり作動し続けました。
結局、BATとポタ電で容量は1000wh以上を確保したことになります。最小暖房時の消費電力は15w程度ですが、20wとして考ても50時間使うことができます。後は灯油が6L程あれば(最小燃料消費量0.12L/時間)、2日間連続で暖房を使い続けることができます。災害時に役立ちそうです。
●以下、使った部品
・バッテリー×4 256wh、2.4kg、高16.7*奥7.6*幅18.1cm(GOLDENMATE社 LiFePO4)
・充電器(RoyPow社 リン酸鉄リチウムイオンバッテリー充電器)
・ダメダメなポータブル電源 150~250wh?(ROMOSS社RS500 カタログでは400whですが明らかに少ない)
・電源ケーブル(メイン用) 2sq(スケア)、16A、200w
・電源ケーブル(分枝用)1.25sq、11A、140w
・ギボシ(オス、メス)、丸型圧着端子、ケーブルコネクタ(2イン12アウト)
・整流器(逆流防止)×4
1280whのバッテリーもありますが、重さが13kgあり積み下ろしが大変なのと、大きさが、高21*奥17*幅32cmなので、床下収納の高さが20cmしかないフリードプラスでは搭載場所に困るので、小さいのを4つということにしました。あまり寒くない時はBATの数を減らすこともできる。