●オガライト
適当に使い易い大きさに割って使う。
15~20分ぐらい炎がでる、その後熾火で30~40分ぐらい。(6等分に割ったうちの1個分での検証)。
他の方の検証では、まるっと1本だと、最初の45分は火を上げ燃焼し、その後は熾火(炭火)として2時間ほど燃え続ける
などとあります。
煙が少ない、匂いが少ない。風が強いと吹かれてなくなってしまうようなサラサラの灰が少量残る。火は付きにくい。
形が一定、燃焼具合も一定であることから管理しやすいです。
問題点は、こればっかり使っていると自然木使ったときの火の調整がヘタクソになることかしら?
●2023年01月
オガライトの情報がネットに載っていたので記載しておきます。
比重:1.0~1.3、水分量10%前後、発熱量4000~4500kcal/kg
薪例
ウバメガシ:比重0.99
アカガシ:比重0.91
クヌギ:比重0.84
コナラ:比重0.82
アオハダ:比重0.70
ミズナラ:比重0.67
クロマツ:比重0.54
スギ:比重0.39
水分量と熱量
生木:水分50%、2000kcal/kg
乾燥薪:水分20%、3500kcal/kg
完全乾燥:水分0%、4610kcal/kg
以下のサイトで、比重から薪の容積について算出する方法が紹介されています。(高級薪である、クヌギとカシの熱量も比較しています)。
●モミガライト
火力、使い方はオガライトと同じ。
オガライトより値段が安い。オガ1080円 vs モミ880円といった感じ。
モミガラを焼いている香ばしい香りがする。
チクワ状の灰が残るので風で吹かれて無くなることはない。
灰は突っつくと崩れてサラサラになりますが、オガライトより灰の量は多い。
灰の成分は、95%が二酸化ケイ素で上質な灰に分類されるとのこと。畑等に入れられるとのこと。
●ブリケット
切れ目が付いている。ちょうどいい大きさにして使う。
15~25分ぐらい炎がでる、その後熾火5分ぐらい。オガライトより炎が出ている時間は長いかもしれませんが熾火時間がほぼ無し。
風が強いと吹かれてなくなってしまうようなサラサラの灰が少量残る。
オガライト・モミガライトと比べると密度が低い(同じ体積の場合オガライトが重いです)のでエネルギー量は劣ると思われる。
欠点はもろいこと、他の容器に移す時ちょっとした力で崩れてしまう。
火は付きやすい。
●オガ炭
値段が安く備長炭とおなじくらい火持ちが良い。4時間前後使えます。形が一定。最近はこれ以外の炭の選択はないです。(備長炭と同様に火は付きにくい)
現在(2021年)は、その中でも特に火持ちがいいのを使っています。(以下、5時間ぐらい持ちます)
焚火は長いとき連続10時間以上続けますので、それを維持する火床として2~3個放り込んで使っています。
●モミガライト炭
まだ使ったことはありません。火力、使い方はオガ炭と同じ模様。値段がオガ炭より2割ぐらい安いようです。
モミガライト同様、灰が多くでるとのこと。
今のところ、扱っているのは一社のみ
https://sagaoriza.thebase.in/items/12485520
●紙薪
自分で新聞紙から作るのでコストゼロ。
炎は出ないと思った方がいい。熾火・炭より火力は弱い。
1ブロックで60分前後ジリジリと燃え続けるので、種火として使うのにはいいかもしれない。
灰の量はとても多い。灰の中にオガ炭を埋めておくと朝まで種火で残っていることがある。
作り方を試行錯誤しているところです。
原料となる紙の種類やボロボロにする大きさ、圧縮するときの密度などを変えると、炎がでるようになるかもしれない。
●火消し壺
オガ炭は燃焼時間がとても長いです。
撤収を急ぎたいときは壺の中にぶち込みましょう!炭になった薪もぶち込みましょう!
水は入れない。そのままフタして持ち帰ります。後日、消し炭が使えます。火が付き易いので大変便利です。
20分ぐらい放置するとそれなりに冷えますが、時間が無いときは新聞紙なんかを敷いた方がいいでしょう。
●2022年に火消鍋を導入しました。
荷物減量のため、ステンレスの小さな火消し壺がどうしてもほしい。
そこで目を付けたのが、MSRアルパインストアウェイポット(直径18.0*高さ7.3cm、これより小さいやつもある。)。
鍋です。
ピシッとフタを閉めれるので、火消し壺として使うことができます。
難点は取っ手がないので、移動させるときは、フタをロックするヒンジの部分を軍手でつかまないとならないこと。
写真:本物の火消壷(上)と火消鍋(下、MSRの鍋)