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キャンプが目的ではないカヤック遊びが目的なんだ

より多くカヤック遊びをするために始めたキャンプが、いつの間にか主の遊びになってしまったような気がする。

竹炭作り

   

2024/7月 実家にある竹ヤブの処理をしていながら、これを有効活用できないかと始めた竹炭作り。
キャンプでは、焚火の炎をボーっと眺めているのですが、ただ眺めているだけでは時間がもったいと思い、茶筒を使って竹炭を作ることにしました。
以前、茶筒でチャークロスを作ったことがあります、今回は中身を布から竹に変更しただけです。
竹炭作り

竹炭作りについて調べてみると、様々な情報ががありました。

・竹炭の品質 温度と煙の色が重要です。用途によって温度を変えないとならないようです。以下温度と煙と竹の変化。
200℃ セルロースが分解されだす温度、煙は白色
350℃ リグニンが分解されだす温度、煙は黄白色+刺激臭
450℃ リグニンがさらに分解、煙は淡白色
600℃ リグニン分解、煙は白青⇒青⇒無色透明(すべて炭化完了、時間がかかる)
650℃ 煙は無色透明
800℃ 煙は無色透明

とりあえず、600℃を維持できるとすべて炭にすることができるようです。
これで、できた竹炭は土壌改良に使えるとのこと。
浄水、脱臭、炊飯で使うには、650℃を維持しないとならない模様。(以下の情報)。電磁波遮断ってなんだ?
600℃ 土壌改良
650℃ 浄水、脱臭、炊飯
800℃ 電磁波遮断、遠赤外線

そして、できあがりの確認には抵抗を計測する。
600℃ Mオーム
650℃ Kオーム
800℃ オーム


ということを踏まえて、実験を繰り返します。
まず、遠火で筒内温度を100℃前後で維持。時間をか掛けて乾燥させます。
写真での筒内温度は81.0℃。
生竹、乾燥竹、薄竹、厚竹など、いろいろ試していますが、乾いてる方が出来上がり時に割れが少なくなるとのこと。
ですので、まずはしっかり乾燥させようということです。
1~4時間はこの状態で放置しておきます。

飯を作り、食べながらやってます。(茶筒の細工は、フタに小さな穴をあけてるだけです、そこから温度計の導線を入れてる)
竹炭作り

飯を食べ終わったら温度を上げていきます。
筒内温度232.9℃
煙は白色にやや黄色がかかっています。刺激臭があります。
資料ではリグニンは350℃から分解とありましたが、もうセルロースどころかリグニンも分解されてるんじゃないのというような臭いです。
この状態を30分以上維持、ここでもっと温度を上げると、激しく煙が噴き出しながら、圧力に耐えきれなくなってフタが飛びます。
ですので、できるだけ時間をかける。
竹炭作り

筒を囲むように薪を配置して温度を上げます。
筒内温度418℃
煙が青色掛かってきました。青くなるのは600℃からのようなので、これは淡白というのでしょうか。
ここでも、30分ぐらい維持。
竹炭作り

筒内温度618℃
吹き出し口の周囲が熱すぎて、炎になってしまいます。
ボーーーーっ という火炎放射器のような音を出しながら激しく燃え続けます。
20分ぐらい維持。
竹炭作り

筒を囲むようにくべた薪も燃え出し温度が上がる
筒内温度793℃。
炎が少し弱くなってきました。
竹炭作り

筒内温度783℃
煙が炎になってから合計1時間ぐらいです
炎はほとんど出ていません。
これで、すべての炭化が完了したと判断。
焚火から筒ををとりだし穴を適当に塞いで自然冷却します。
竹炭作り

できあがった竹炭の抵抗を計ってみます
これは182オーム
竹炭作り

こちらは、115オーム
竹炭作り

資料では、800℃で抵抗がオームになるようなので、
今回の温度計の結果(790℃)と抵抗の結果(115オーム)から、できあがった竹炭は、
浄水、脱臭、炊飯に使えるのはもちろん、電磁波遮断までできる?ものということになるのでしょうか?

高温炭化は土壌改良には不向きとの情報もあるので、600~700℃程度で焼き上げ、Kオームクラスの炭を作るのがいいのかと思ったところです。

ちなみに、何度もやっていますが、ほとんどが割れてしまい、短冊の形を保っている物はほとんどありません。
ゆっくり温度を上げ下げするのが形を保つため要点と考えていますが、わからない状況です。
できた竹炭は、そのまま焚火の燃料にしました。

以上、竹炭つくりの記事でした。


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