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キャンプが目的ではないカヤック遊びが目的なんだ

より多くカヤック遊びをするために始めたキャンプが、いつの間にか主の遊びになってしまったような気がする。

焚火道具(火おこしと消火)

   

焚火が大好きです。
炎を見ているのもいいですが、なぜか火おこし作業も楽しい。
火おこし道具はファイヤースターター、太陽光レンズ、火打ち鎌、チャークロスなどがあります。
これらを使って楽しみます。

写真:火おこし用レンズ
焚火道具(火おこしと消火) 

●普段はファイヤースターター(フェロセリウム:鉄とセリウムの合金)を使っています。
フェロセリウムをマグネシウムスターターという名前で売っている場合がほとんどですが、正確には、こすって簡単に火花がでるやつはフェロセリウムです。

下の写真は、マグネシウムとフェロセリウムが一緒になったタイプ。
マグネシウムは単体で火花はでません。
マグネシウムは削って大き目の粉にして人工の火口として使います。
フェロセリウムで発生させた火花がマグネシウムの粉に当たると強烈な光を発しながら瞬く間に燃焼します。この発生した熱で天然の火口(枯れ葉など)に含まれる可燃性ガスを確実に引き出し、着火性を大幅に上げます。
焚火道具(火おこしと消火)


フェロセリウムだけのタイプでも、削って粉を多めに準備すれば同じような効果があります(マグネシウムの方が柔らかくて削り易い)。

一般的な大きさのもの(長さ80mm直径8mm)と、巨大サイズのもの(150mm、12mm)。大きい方が、火花がでかいので着火が楽です。

これは、一般的なやつ。
着火素材は、ススキがあればそれを集めて使いますが、面倒なときは新聞紙を使います。
ティッシュが一番付きやすいです。
焚火道具(火おこしと消火)

以下、巨大ファイヤースターター。
3万回こすることができるとありました。
焚火道具(火おこしと消火)


ファイヤースターターは大変便利な物ですが有限です。
ですので、太陽さえあれば無限に使えるレンズでの着火を試してみました。
新聞紙を使いました。
雲一つない快晴ですが、なかなかつかない。すぐに焦げるんですが火種を作れない。
チリ紙も試しましたが、生地の色が白はダメですね。黒や濃い色でないとダメです。
新聞の丸め方やレンズの角度などを変えながら試行錯誤し1時間ぐらいして、ようやく点火できました。
その後、さらに1時間ぐらい試しましたが、2回ぐらいしか成功しませんでした。
改めてファイヤースターターのありがたみを感じた日になりました。

その後、何回か晴れている時はレンズ着火に挑戦しますが時間が掛かる。もしくはあきらめてファイヤースターターを使ってしまう。

ある日、チャークロスの存在を知ります。
火打ち鎌と火打ち石を使って火種を作るやつですけど、これを使ったらいいんじゃない?と思い、さっそく家でボロ雑巾を焼いてチャークロスを作り試してみました。

レンズは傷が付かないように普段はチリ紙に包んでケースの中に閉まってあります。
焚火道具(火おこしと消火) 

レンズと同じくらいの大きさにチャークロスをちぎって用意。(黒いやつ)。
焚火道具(火おこしと消火)

光の焦点を合わせ周囲をグルグルと3秒ぐらい照らしていたらあちこちに着火!
光をあててる時は眩しくて火が見えないんですよ。
たぶん、焦点があった瞬間に着火しているのでしょう。あとはこれを新聞紙でかるく包んで息を吹き込んでやったら炎が上がりました。
これ、簡単!いいです!
焚火道具(火おこしと消火)

以下、商品情報
着火に適した高倍率レンズ(6~7倍)。直径3.5cmの厚いレンズです。
真鍮のケースに入ってきます。

販売URL
写真のやつは、自分が買ったものですがもう売ってないですね(ケースが違うだけ、真鍮です。中身はTDCレンズ35mm)
今売ってるのはTDCサバイバルレンズLとSサイズの2種類です(ケースがステンレス?になったのかな?)



速やかな撤収をするために火消し壺は必須です。
主に使っているのはユニフレームのステンレス製火消し壺。
焚火道具(火おこしと消火) 焚火道具(火おこしと消火)

網が付属していて水を入れて消火できる仕組みになっているのですが使ったことがありません。
なぜなら酸素遮断で消火した消し炭が欲しいからです
消し炭ならば着火剤など使わなくても、新聞紙3枚ぐらいを丸めて燃やせば火が付くからです。


ステンレスの火消し壺は大きいのが欠点です。
この半分くらいの大きさのものを探していたのですがなかなか良さそうなのがない。
そうして探していると火消し袋がなるものが売られていました。
難燃性のガラス布で作られています(2019年の後半ぐらいからあったらしい)。
コンパクトに折りたたんでおけるのでこればいい!
ということで、すぐに購入して使ってみました
焚火道具(火おこしと消火)焚火道具(火おこしと消火) 

熱々の炭を3~4個放り込んでフタを折って密閉します。
布が焼けて表面から煙が立ちますが、2~3分もすると出なくなります(煙はでなくても熱々なので10分以上放置します)。
まあ、ステンレスのように永遠に使えるものではなさそうです。
10回くらい使いましたが大丈夫です。

収納性を優先するか、素材の信頼性を優先するかですね。
状況で使い分けるのがいいでしょう。



●荷物減量のため、ステンレスの小さな火消し壺がどうしてもほしい。
そこで目を付けたのが、MSRアルパインストアウェイポット(直径18.0*高さ7.3cm、これより小さいやつもある。)。
鍋です。
ピシッとフタを閉めれるので、火消し壺として使うことができます。

難点は取っ手がないので、移動させるときは、フタをロックするヒンジの部分を軍手でつかまないとならないこと。
焚火道具(火おこしと消火)
焚火道具(火おこしと消火)





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